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ＴＯＨＮＩＣＨＩ　（東日）

ＴＯＨＮＩＣＨＩ（以下東日）は１９４９年に東京で創業され、すぐにトルクレンチの試作に成功します。
その後、日本を代表するトルクレンチ専門メーカーとして着実に発展をとげます。

他の工具メーカーもトルクレンチをラインナップに取り揃えていますが、やはり創業以来ずっと
トルクレンチだけを研究開発してきた東日への信頼度というのはダントツでしょう。

東日のプリセット型トルクレンチ

トルクレンチと聞くと、上のプリセット型トルクレンチを思い浮かべる方がほとんどではないでしょうか？
それもそのはず、日本で目にするトルクレンチの代表的な形状ですからね♪

とにかく東日のトルクレンチはイメージリーダーとなっているほどのシェアがあります。

やはり適度な値段と余計な物が付いていないシンプルな形状、締め付け完了シグナルである「コチン」という
感触の良さが人気の秘訣です。

スナップオンやＫＴＣ、その他多くのメーカーから当然のようにトルクレンチが出ていますが、やはり東日が
売れている理由が分かります。

東日のコーナーです

ただ、個人的にはスナップオンのトルクレンチは好きです。
絶妙な「コチン」があるのですが、とにかく値段が高い…。

ただでさえ値段が高いトルクレンチですので、東日の値段設定が一番適度だと思います。

これ以上だと高すぎますし、逆に安いと不安に感じます。

ネジの締め付け具合を委ねる非常に重要な工具ですので、信頼できる事が大前提。
ちょっとでもうさんくさいのであれば絶対に使えません！

締め付け具合が適切でなければ、すぐに故障や不調の原因となります。
もちろん大きな事故を誘引する決め手ともなりますので、トルクレンチは絶対の信用をおける物を選びましょう。

締め付けトルクによって性能が大きく変わってくるエンジンなどの組み付け時は、プリセット型トルクレンチ
ではなく以下のような「ダイヤル式トルクレンチ（直読式トルクレンチ）」を使用した方が良いです。

東日のダイヤル式トルクレンチ

プリセット型トルクレンチだと、どうしても「コチン」の瞬間に力を抜く事ができません。
本当に微妙なレベルですが、ほんの少しだけ設定トルク以上の締め付けを行ってしまうのです。

０．１ｋｇでも変化すると大きく性能が変わってくるエンジンの締め付けでは非常に気になる所ですよね。

そこで、ダイヤル式トルクレンチの登場です。

ダイヤル式トルクレンチには「履歴が残る針」が付いており、今現在での最高締め付けトルクが記録されます。
※針が付いていない物もありますのでご注意を！

つまり、本当に正確なトルク管理を行いたい時のためのトルクレンチなのです。

他にも、今何キロで締まっているのかを確認する用途としても使えます。

東日はこのような用途別のトルクレンチを非常に多く取り揃えていて、組み立て工場などでも非常に多く
使われています。

商品の保障をしなければいけない工場で使われているのですから、本当に最高の信頼を得ている証拠と
言える明確な証拠でしょう。

さて東日の欠点ですが、多少ヘッド部（先端部）が大きい事でしょうか。

今の車はご存知のように非常に狭い箇所での作業が増えています。
狭い箇所でトルク管理を行いたい時に、肝心のトルクレンチが入らなければどうしようもありません。

やはり整備性を考慮した大きさをユーザーとしては求めたいのですが、残念ながら東日は若干大きいです。
とは言っても、数年前から比べるとかなりコンパクトになってきています。

それに引き換え、整備現場からの情報を常に取り入れているスナップオンやその他のメーカーは東日に
比べると小さく作られています。

非常に難しい所ですね…。

トルクレンチの正確性を求めるなら東日、整備性を求めるなら他メーカー。

私はＫＴＣのトルクレンチも使用した事があるのですが、確かにヘッド部がコンパクトに作られているので
便利なように感じていたのですが…。
どうも精度に欠けていて、ちゃんとトルク設定しても明らかなオーバートルクになっていたり、修理に出しても
数ヶ月返ってこなかったり（怒）
※ＫＴＣが製造している訳ではない（海外だったかな？）ので、かなり対応が遅く金額も非常に掛かります。
無くてはならないトルクレンチの修理が数ヶ月掛かるとなると仕事になりませんので、結局違うトルクレンチを購入する羽目になります。
値段も東日の倍はしますので、ＫＴＣ製（ではありませんが）トルクレンチはお勧めできません。

後は皆さんの選択に委ねます　(*- -)(*_ _)ペコリ
個人的にはトータルバランスが取れている東日がお勧めですが　(￣∇￣;)ハッハッハ

私の率直な感想ですので参考までに。

★トルクレンチの実際の価格はこちらを参考にしてみてください★
※トルクレンチを選ぶ時は「トルク設定可能範囲」に注意しましょう！

⇒　東日　トルクレンチ

⇒　ワイドレンジプリセット型トルクレンチ ⇒設定範囲が一番広く、一番使いやすいトルクレンチです♪

⇒　ダイヤル式トルクレンチ（直読式トルクレンチ）

⇒　スナップオン製トルクレンチ
※スナップオンは永久保障付属の問題から、正規代理店以外では手に入りにくい工具ですのでオンラインではあまり出回りません。

当サイトではリアルタイムの値段を確認していただけるように、あらかじめ楽天市場で絞込検索を行った
リンクを貼り付けています。（工具は値段が変化しやすいため）
そのため、楽天市場内で該当工具が全く販売されていないタイミングが稀にございますので、その際は
お手数ですがその他サイトで確認するなどの対処をよろしくお願いいたします。


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