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クニペックス ラジオペンチ



ラジオペンチは整備士でなくても一家に一本あっても不思議ではないほど普及している
非常にポピュラーな工具ですね。

何と言っても先端が細長く、細かな物を掴める最適な形状です。

実際の整備現場でも使用頻度は非常に高く、所有しているラジオペンチの使いやすさと
性能によって作業レベルに大きく影響すると思います。

しかし、皆さんはどのような観点でラジオペンチを選んでいますか???

メーカー?

デザイン?

安さ?

私がラジオペンチを選択する時はこのどれにも当てはまりません。
今からお話しする条件を満たしていれば、ある意味どのラジオペンチでもOKです。


まずラジオペンチに求める機能を考えて見ましょう。

ほとんどのラジオペンチには根元にニッパー機能を備えているはずです。


ニッパー機能付きのラジオペンチの欠点ニッパー機能付きラジオペンチ


しかしよく考えて見てください。

細かな部品を強く掴むというラジオペンチの本来の機能を100%発揮させようと思っても、ニッパー機能が
付いているとニッパー部に握った力が逃げ、先端には十分な力が伝わりません。

となると、おまけ的存在であるニッパー機能によって本来の性能を損なっていますよね。

これだと本末転倒だと思いませんか???

確かにラジオペンチにニッパー機能が付いていると便利です。
特に電装関係の配線を作ったりしている人にはもってこいの機能だと思います。
ですので、主に配線を扱っている方はここからのお話は少し関係ないかもしれません。


自動車整備を主な用途と考えると、やはり「物を掴む」という本来の目的に照準を合わせたい所です。

となると、今まで散々お話ししてきたようにニッパー機能は不要。
その方が先端に100%力が伝わり、細かな部品でもしっかりと掴む事ができます。

となると、ベストな形状のラジオペンチはこのような姿になるはずです。


先端に一番力が入る!理想的なラジオペンチの形状


しかしここまでの考え方だとまだ中級。
更にラジオペンチの性能に大きな影響を与えるポイントがあります。

それは「ラジオペンチ先端内側にある滑り止め溝の切り方」です。
ほとんどのラジオペンチの先端内側はこのような溝が切られていると思います。


ほとんどのラジオペンチの先端内側ほとんどのラジオペンチの先端内側


何も溝が無い事を考えれば確かに便利なのですが、非常に細いスナップリングやピストンピンクリップ
などを掴むと、この溝に変に入り込んでしっかりと固定できません。(少しマニアックですが…)
掴んだ状態で広げたり縮めたりしようとする作業が伴いますから、溝に影響されて部品がうまく安定
しない経験をした事がある方が大勢いらっしゃると思います。

そこで、掴んだ時にもしっかりと固定できる理想的な先端内側はこれです。


理想的な先端内側理想的な先端内側


要は網目状という事ですね。


さらに!


もう一つ掴む際に重要になる要素があります。

それは「先端の素材」です。

ほとんどのラジオペンチはクロムバナジューム鋼を使用しておりますので問題ないのですが、一部の
ラジオペンチには「メッキ加工」された物があります。

確かに見た目が非常に美しくて良いのですが…。

ラジオペンチは物を掴むのが目的ですので、「滑りにくい表面加工」をされている方が断然よいのは
言うまでもありません。
メッキ加工されていると表面が滑りやすくなりますので、ある意味目的とは逆の方向性。
錆びにくくなるというメリットはもちろんありますが、性能を低下させてしまうのは考え物ですよね…。

特にクニペックスのラジオペンチにはメッキ加工されている物が多いですのでご注意を。


これらを全て踏まえ、見事に条件を満たしているラジオペンチをご紹介します。

本当に私がお勧めするのはスナップオンのラジオペンチです。


スナップオンのラジオペンチスナップオンのラジオペンチ


しかし残念な事に、このラジオペンチを見つけるのは非常に困難です。
オンラインでも見かけた事がありませんし、工具屋さんでも私が通っている工具屋さんでしか見かけた
事がありません…。

となると、せっかく紹介しても手に入らないのはどうかと思います。
※どうしても欲しいという方はご相談ください!

そこで各社のカタログで調べた所、クニペックスに同形状のラジオペンチが長さ違いで2本ありました。

世界が誇るクニペックスのラジオペンチですので、使い心地は間違いないはずです。
価格もスナップオンの半額ですし、逆にお勧めしやすいラジオペンチですね。


クニペックスのラジオペンチクニペックスのラジオペンチ


カタログ撮影で申し訳ございません…。(撮影&実際の使用感を見るためにも購入しておきます)

クニペックス製はニッパー機能付きのラジオペンチを含め5本ほど所有しており、実際に使用感がグッドです
ので性能は間違いないと思います。


ラジオペンチを購入する際に、これらの事を考慮して手に入れたんだぞ!というちょっとしたネタ
にもなりますので是非とも周囲の方に教えてあげてください☆ミ


さらに!


非常に変わった形状ですが想像を遥かに超えるほどの作業効率向上に寄与してくれる超お勧めの
ラジオペンチ(セクシーラジオペンチと命名します!)もご紹介しておきましょう。


クニペックスの変わったラジオペンチです横から見たらこんな感じです


この曲がりが絶妙にビンゴする事が多いんです!!!
最近の車は非常に狭いところにホースなどが入り組んでいて、普通のラジオペンチなどではとても
クリップを掴めないんですよね。
他にも割りピンを抜いたりホースバンドを挟んだりと、使えば使うほど用途が増えていきます。
回り込んだ所にあるクリップの爪を挟む時などでは感動ものです (>▽<)

私もはじめはこのセクシーな姿に魅了されて興味半分で購入したのですが、使ってみるとこんなに便利だとは
思っていませんでした(汗)
どちらかといえば、普通のラジオペンチを使う方がかなり少なくなっています w( ̄▽ ̄;)wマジかよ…

あくまでも私の率直な感想ですので参考までに。


★クニペックスラジオペンチの実際の価格はこちらを参考にしてみてください★
※どうせ手に入れるなら最高性能のラジオペンチを手に入れてください♪

数多くあるクニペックスの中でも、160mmと200mmの長さ違いで1種類しかありませんので
オンラインでも非常に探しにくいと思います。
あらかじめ絞込み検索を行っておりますが、タイミングによっては商品が検索にヒットしない時が
あります
のでご了承ください。


⇒ クニペックス ラジオペンチ 160mm ※短めで、取り回しが非常に便利なサイズです。

⇒ クニペックス ラジオペンチ 200mm ※長めで、大きな力が入りやすいサイズです。

⇒ クニペックス セクシーラジオペンチ ※一番活躍するラジオペンチになりますよ!

⇒ クニペックス ラジオペンチ全体 ※全ての種類を見たい場合は参考にしてください。

⇒ クニペックス

当サイトではリアルタイムの値段を確認していただけるように、あらかじめ楽天市場で絞込検索を行った
リンクを貼り付けています。(工具は値段が変化しやすいため)
そのため、楽天市場内で該当工具が全く販売されていないタイミングが稀にございますので、その際は
お手数ですがその他サイトで確認するなどの対処をよろしくお願いいたします。





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