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ホームメンテナンス基礎編

洗って繰り返し使える!光触媒ハイブリッドエアコンフィルター
「純正のエアコンフィルターはなんでこんなに高いの???」

と思っている人は私だけではないと思います。

エアコンの風が臭くなるメカニズムに関してはすでに他のページにて説明していますのでここでは割愛します。

⇒ エアコンの風が臭い!


もちろん車種によって値段が違うのは当然ですが、花粉やアレルギー物質を確実に捉えるような高性能フィルターに加えて脱臭効果を促進するための成分が含まれていたりと、とにかく高額になりがちです。
私の車に取り付けられている純正フィルターはなんと5000円…。
使用環境でも大きく変動してきますが、少なくとも私は1年〜1年半で消臭能力の限界を感じます。
5000円の純正エアコンフィルター
5000円の純正エアコンフィルター
確かに取扱説明書などでは1年毎の交換と明記されていますが、いくらなんでも高すぎない?と思うんです。

とはいっても、相応に車種専用設計になっていますし、ちょっと安い程度なら純正にしとくかぁ…みたいな流れがあって、仕方無しに純正フィルターを使用し続けていました。

そうです、過去形です。

今は二酸化チタンを主成分とした光触媒ハイブリッドエアコンフィルターという物を使用しています。
BLITZ製 ハイブリッドエアコンフィルター
BLITZ製 ハイブリッドエアコンフィルター
「光触媒って何?」

という方の為に少しだけ。(私はこの分野の専門家ではありませんので詳細はウィキペディアなどで…)

現在流通している光触媒というのは「二酸化チタン」という物質のみですので、これに的を絞ります。

そもそも触媒(しょくばい)という言葉に馴染みが無い方もいらっしゃると思いますので、触媒についても少しだけお話ししておきます。

触媒というのは化学反応を促進させるための「きっかけになる物質」の事で、その化学反応を促進するために自分自身が身を削る事が無い(変化が無い)事が大前提となります。

例えば熱湯を冷やしたいから氷を入れると、間違いなく熱湯は冷却を促進されます。
でも肝心の氷は溶けてしまいますので、触媒としては不成立ですね。
※そもそも冷却は化学反応ではありませんが、触媒の説明で捉えやすいのであえて取り上げました

皆さんの身近にある触媒は、何と言っても自動車に用いられている排ガス浄化用触媒です。

10年前の排気ガスと最新の車の排気ガスとを比べると驚くほどクリーンになっている事に気が付きます。
さらに20年前、30年前の車の排気ガスを、マフラーから直接嗅いで見ると

「完全に毒ガス!!!」

というレベルですが、今の排ガスとなると直接嗅いでいても湿気が多い温かい空気?というレベルです。

この排ガスのクリーン化は自動車メーカーの努力による燃焼効率の著しい向上はもちろんですが、触媒の進化が占める割合というのがとても大きいのです。
昨今ではディーゼルエンジンの排ガス規制がまさに触媒ありきという感じです。

ただし排ガス用の触媒は、超高温下である事と未燃焼ガスによる悪影響などが蓄積されていく事で永久的に使用できる物ではありませんが、間違いなく触媒です。

話しを本題に戻しますが、光触媒とは?でしたね。

光触媒として活用されている二酸化チタンは光(紫外線)を吸収すると近くの有機物から電子を奪います。
電子を奪われた有機物は分子構造が破壊されてしまいますので、違う物質へと姿を変えるしかありません。

まさにこの性質がエアコンフィルターに利用されており、フィルターに付着したカビやウイルス、臭いの元となる様々な有機物を破壊する事で消臭してくれるのです。

これらの簡単な説明は商品パッケージ裏面に記載されていますのでご覧下さい。
ハイブリッドエアコンフィルター商品パッケージ裏面
クリックすると新しいウインドウで画像を表示します。(意図的に大きな画像を貼り付けています)
実は二酸化チタンは病院の手術室や床などにも使用されており、ブラックライト(紫外線)を意図的に照射する事で容易に殺菌できる一つの実用例になりますね。

さて光触媒が何たるかを何となくご理解いただいた所で、今回の主役の使用感などを。

まずは取り付け方法です。

エアコンフィルターは誰でも簡単に取り付け可能な位置に搭載されている事がほとんどですが、商品の中に簡単な取り付け説明書も同封されています。
ハイブリッドエアコンフィルター取付けマニュアル
クリックすると新しいウインドウで画像を表示します。(意図的に大きな画像を貼り付けています)
ご覧いただくとお分かりいただけると思いますが、本当に簡単なイラストだけで説明されています(笑)
でもそれくらい簡単な作業だと思っていただければ…。

というだけでは当サイトにふさわしくありませんので、私なりの交換作業をご紹介しておきます。
ただし車種によって作業は微妙に変わってきますので、そのあたりは臨機応変にお願いします。
車種によっては自動車の取扱説明書の中にエアコンフィルターの交換方法が記載されています。

まず一般的にグローブBOXと呼ばれている場所はここです。
グローブBOXとは助手席足元の開閉BOX
グローブBOXとは助手席足元の開閉BOX
そうです、助手席足元?にある荷物入れです。

平均的にエアコンフィルターはこのBOXの奥に設置されていますので、このグローブBOXを何とかして取り外さなくてはいけません。

しかしエアコンフィルター装着車の場合は、交換時の作業を見越してグローブBOXが簡単に
取り外せる、もしくはエアコンフィルターの脱着が容易になる状態まで開くようになっているはずです。

私の車の場合はグローブBOXの蓋を開き、その状態から左右両端を手で縮めながらBOXを手前に引けばストッパーを乗り越えて「でんぐり返し」した状態まで開きます。

その状態になればすでにエアコンフィルターが収まっているブロアユニットとご対面です。
ブロアユニット(送風機)
ブロアユニット(送風機)
ちなみに上の写真に写っている下半分は、でんぐり返しをしたグローブBOXの底面です。
すでにこの写真にエアコンフィルターが収まっているケースが写っているのですがどれか分かりますか???
エアコンフィルターのケースはココです。
エアコンフィルターのケースはココです。
上の写真赤枠内がエアコンフィルターケースです。

このフィルターケースは左右両端に爪(ノブ)がありますので、両手で内側に倒しこみながら手前に引き抜けば何の抵抗も無くケースが出てきます。
両端の爪(ノブ)を内側に押さえながら
両端の爪(ノブ)を内側に押さえながら
フィルターを手前に引き出します
フィルターを手前に引き出します
手前に引き出している写真は両手で爪を押さえていませんが、撮影上の都合ですのでご了承ください(汗)
フィルターが収まっていた部分を覗くと、ブロアファンが見えますね〜♪
ブロアファン
ブロアファン
取り出したエアコンフィルターをケース(カバー)から取り外します。
車種によっては、エアコンフィルターを確実に取付ける為の突起部がカバー内部に設けられています。
エアコンフィルターの突起部
エアコンフィルターの突起部
ここまで来れば、あとはエアコンフィルターをケースに挿入するだけです。
この時に注意したいのは、エアコンフィルターのケースに刻印されている「AIR FLOW(空気の流れ)矢印」とフィルター側の矢印とを合わせて取付ける事です。
ケース側矢印フィルター側矢印
ただしハイブリッドエアコンフィルターは二酸化窒素を含んだ表皮がジャバラ状に貼り付けられていますので、
この矢印を合わせようとするとケース側突起部と干渉してうまく取付けられない場合があります。
正規取付け方向では干渉してしまう!
正規取付け方向では干渉してしまう!
そうなんです、実は私がまさにこの状態に陥ってしまいまして…。
ただし説明書には

 「車種により矢印とは逆に取付ける車両もあります」

 「矢印と反対に装着しても性能面での問題はございません」

と明記してありますので、あえて矢印と逆の方向に取付ければOKという事です。

とは言っても、せっかくなら正規方向で組みつけたい!と思うのが人の常と言う事で、カッターを使って突起部を回避できるようにフィルター側に加工を施してみました。
カッターで加工を試みるも…。
カッターで加工を試みるも…。
結果的にはフィルターがボロボロと毛羽立ってしまい、完全に玉砕してしまいました(笑)
本当はこの加工がうまくいけば、詳細な加工方法を皆さんにご紹介しようという意図があったのですが


駄目でした…。


この点に関してはもう笑うしかありませんが、皆さんは説明書どおりに矢印を無視して取付けてください。
余談ですが、勿体無いので毛羽立った状態で私は使っています ( ̄∇ ̄;)


取付けは、ケース側の突起部に注意してフィルターを取り付け、車両側(ブロアユニット)への挿入は奥まで確実に押し込むだけです。最後にグローブBOXを元の状態に戻して作業完了です。


使用感としては純正のエアコンフィルター(アレルフリー坑脱臭フィルター)と遜色ありません。
さらに繰り返し使えるという事を考えれば相当なコストパフォーマンスだと思います。
しかも私の場合は、楽天で純正よりもかなり安く手に入りましたので(約2500円)文句の付け所無し!

という事で、ハイブリッドエアコンフィルターを個人的に強くお勧めしておきます。

せっかくですので、現時点で判明している車種別リストと検索済みリンクを以下に設置しておきますので現在の価格を確認してみてください。(価格は日々変動しています)

思った以上に安く手に入る事がお分かりいただけると思いますので、

「良い商品に出会えた!!!」

と思っていただけるはずだと自負しています (^ー^* )

まずは以下の車種別リストから適合する「商品名」をご確認ください。(例:HA306など)
その後、判明した商品名毎に設置してあるリンクをクリックしていただければ現在の価格を見ることができます。

※車種別リスト(PDF)内の販売価格は定価ですので、実際の販売価格はもっと安くなっています。
※2012年9月5日現在の車種別リストです。
※商品名毎のリンク先は私が楽天市場にて事前に絞込検索を行った結果が開きますのでご活用ください。


車種別リスト(PDFファイルが新しいウインドウで開きます)
対応メーカー
(Maker)
商品名
(Product Name)
TOYOTA HA102
HA103
HA104
HA105
HA106
NISSAN HA201
HA202
HA203
HA204
MAZDA HA103
HA501
対応メーカー
(Maker)
商品名
(Product Name)
SUBARU HA103
HA401
HONDA HA301
HA302
HA303
HA304
HA306
HA307
SUZUKI HA303
HA501
DAIHATSU HA601
このハイブリッドエアコンフィルターは久しぶりに出会った本気で良い商品だと思いますので、維持費削減の為にも是非とも導入してください♪
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