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ボルトの締付け手順 | ||||||
ボルトの締め付け手順の基本的な部分をこのページではご説明いたします。 締め付け手順と表現しているように、2つ以上のボルトを締め付ける時の順序を例を挙げてご説明していきます。 ご存知の方も多いと思いますが、基本的に対角線上に締め付けていきます。 さらに、できるだけ内側にあるボルトから締め付けていくという基本的なルールがあります。 ただしその際に、注意していただきたい事がいくつかあります。 |
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・ここから数枚のイラストを用いて締め付け手順をご説明しておりますが、あくまでも一例です ・いきなり本締めせず、数回にわけて順番どおりに締めてください(最低2周) ・規定トルクがある場合は、トルクレンチを用いて確実なトルク管理を行ってください ・エンジンなどの精密部品の場合は緻密な応力計算を元に締め付け順序が指定されている場合 がありますので、車種専用のサービスマニュアル(分解整備書)を最優先としてください |
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それでは締め付け手順例をいくつか挙げていきます | ||||||
1.4つのボルトを締め付ける | ||||||
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基本的な配置の場合 | ||||||
非常に基本的な配置ですね。 全ての締め付け手順に当てはまりますが、 1⇒2⇒3⇒4⇒1⇒2⇒3⇒4… といった感じで、徐々に締め付けトルクを増やしていきましょう。 |
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2.5つのボルト(五角形)を締め付ける | ||||||
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ホイールナットの配列です | ||||||
これは最近のクルマのホイールナットの基本になっている配列です。 先ほどの4つのボルトの締め付け手順同様、徐々に締め付けトルクを増やしていきましょう。 |
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3.多数のボルトを締め付ける | ||||||
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内側のボルトから対角線上に! | ||||||
上記のイラストの例よりも多くのボルトを締め付ける場合もありますが、基本的な考え方さえ掴んでしまえば何も問題ありません。 まずは内側に位置しているボルトから対角線上に締め付けていきます。 イラストのようにきれいにボルトが並んでいれば分かりやすいのですが、実際にクルマなどに配置されているボルトはきれいに並んでいない場合が多々あります。 ボルトの配置の全体を把握し、順番を見定めましょう。 |
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4.大きさが違うボルトを締め付ける | ||||||
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大きなボルトから! | ||||||
全てのボルトが同じでは無い場合もあります。 そのときの優先順位は、大きなボルトから締め付けることです。 つまり小さなボルトは無視し、大きなボルトだけを考慮して締め付けます。 |
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実際の作業では、本当に様々な配置のボルトがあります。 全てをマニュアル化する事は非常に困難ですが、基本的な考え方は同じです。 また、ボルトの緩める順序ですが…。 締め付け方の正反対です。 つまり、 ・できるだけ外側から ・小さなボルトから ・対角線上に 緩めていきます。 ただそれだけです。 締め付け方さえ分かっておけば、その正反対が緩め方だと覚えておきましょう。 |
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