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ホームブレーキ装置基礎編



ブレーキパッドとは?



ここでは、ブレーキパッドに焦点を当ててお話ししていきます。


「消耗品と言えば?」


という質問に対し、上位に浮かぶのがこの『ブレーキパッド』ですよね。


前回お話ししたブレーキディスクに対して、直接接触する部品がこのブレーキパッドです。


ブレーキパッド


ブレーキパッドには、いわゆる


「ブレーキが良く効く(止まる)」


ための様々な工夫がされています。また、効き具合で様々なランクもあります。

でもここで大きな選択肢が出てきます。



ブレーキディスクにブレーキパッドを思いっきり押し当てた状態、つまりはブレーキをかけている状態では、
ブレーキディスクは車が停止するまで回転しているので、ブレーキパッドはどんどんすり減っていきます。

この時、ブレーキパッドが滑りにくい素材だったらブレーキは良く効きますよね。

つまり、滑りにくい素材であるほうがブレーキが良く効くのです。


でも良く考えてみてください。


まずは消しゴムをイメージしてみましょう。

消しゴムは滑りにくいので、字を消すたびにどんどんすり減っていきます。

良く消える消しゴムというのは、それだけ紙に喰いつきます。
その代わり、喰いついた状態で強制的に動かすので、喰いついた分がどんどんはがれてしまいますよね。

喰いつく量が多いほうが良く消えるけど、はがれる量が多いのですぐ無くなる

自分の身を削って効果を生み出すので、身が削れる量が多いほうが良く消える。


まさにブレーキパッドもそうです。


先程の消しゴムで、字を消すという効果をブレーキが効くという効果に置き換えてみてください。

それがまさしくブレーキパッドです。

≪注意≫
消しゴムはあくまでも例えです。ブレーキパッドの減り方はそんなに極端ではありません(笑)
減っていくのが目に見える事はありませんので、あくまでもイメージとして捉えてくださいね☆



ブレーキが良く効く事は非常に良い事なのですが、それだけすり減りやすいという事になるのです。

何が言いたいのかというと、


『 良く効く = すぐ減る = 交換時期が早い = 金が相当かかる 』


という事実があるんです。


量販店などに行くと、本当に様々なブレーキパッドの種類があります。


基本的に良く効くブレーキパッドは高いです。

でも、高いから長持ちするわけでは無いので要注意ですよね。


車の用途によって選び方というのは変わってきますが、まず『良く効く』事の意味を理解しておきましょう。


ここまでは国産の車に付いているブレーキパッドをお話ししました。

実は、外国産(特にドイツ車)は先述したブレーキパッドの性質が大きく異なります。
これは基礎編で詳しくお話しするレベルではありませんので簡単にお伝えだけしておきますが、
ブレーキパッドとブレーキディスク双方を削りながらブレーキを行うのが外車です。

日本人は特にブレーキ鳴きにシビアですので、ブレーキディスクを削りながらのブレーキは敬遠します。
しかしブレーキ性能を考えれば、ディスクを同時に削った方が効きが良いのです。

ディスクが国産車に比べるとかなり減りますので、平均的に「パッド2回交換毎にディスク1回交換」という
頻度ですかね。

国産車でこの頻度の交換を提案したらきっと「ありえない!」って怒られるでしょう(笑)


次に、ブレーキパッドに付いている機能をお話しします。


「ブレーキを踏むとキーキー音がなる」


こんな経験ありませんか???


これは、すり減る事があらかじめ分かっているからこそ用意してある機能の一つです。

つまり、ブレーキパッドがすり減って無くなる寸前だという事をドライバーに伝えるために、
わざと音を出しているのです。
この音を出すための金属部分を『ウエアインジケータ』と言います

ウエアインジケータ



キーキー音が出たら、ブレーキパッドを交換する時期だと認識できるのです。(残り2mm未満ほど)


このキーキー音、無視できないくらい不快な音がするんですよね。

簡単に無視できる音だと、交換せずにそのまま走行を続けてしまう可能性があるからなのです(怖)


「キーキーうるさい!なんとかしてくれ!」


と駆け込みたくなるからこそ、意味があるのです(笑)


でも一つ重要なアドバイスです。


ブレーキディスクは金属(鉄)で、ブレーキパッドは金属とガラス繊維を混ぜた物です。
この二つを強く押し当てるのですから、減っていなくても音が出てしまうのはある意味自然ですよね。


もちろんメーカーは、意味がない音(減ってもいないのに鳴る音)が出ないように様々な工夫を
していますが、ブレーキパッドの減り方によっては音が出てしまいます。

その原因の一つは、偶然ブレーキパッドのが立ってしまう事にあります。

角が立ってしまうと、金属に押し当てた場合にキーキー音が出てしまうのです…。
単純に、金属の板にとがった金属で引っかくのと同じです。(黒板を爪でひっかく様に…)


対処法としては、単純に角を削ってやるだけでいいのですが、一般のユーザーにはできませんよね。


・角が立っているだけだ!

・ブレーキパッドが減ったから音が鳴っているのではない!



という判断ができないと、交換時期がきたんだ!と勘違いしてしまう事になります。
(ココが重要です)



キーキー音が出た=ブレーキパッド交換 という常識が認知されているので、
これを逆手に取った商売ができるのも事実ですよね。


「音が鳴ったので交換してください」


と持ち込むと、まだ交換しなくていいのに交換されてしまう可能性があるのです。
減ってなくても音が鳴る事を知らないと、このにはまります。


じゃあどうすればよいのか。


もちろん色々な手段がありますが、発生しているキーキー音がどういう意味なのか
を把握する必要がありますよね。


・もうブレーキパッドが残り少ない

・残りはまだまだあるが、たまたま音が鳴っている


この違いは非常に大きいですので、調べてみる必要があるのです。


この違いを自分で簡単に調べる方法があります。

それは、ブレーキフルードの量を確認する事です。
(次のページでブレーキフルードについては詳しくお話しします)

ボンネットを開けて、リザーブタンクに入っているブレーキフルードの量を確認します。

詳しくは、ブレーキパッド残量点検方法を参照してください。(新しいウインドウで開きます)


そして、最終的に交換が必要となった場合でも、交換されたブレーキパッドを見せてもらう事が大切です。


本当に残り少ないのか?


ご自身の目でご確認ください。


これが残り少ないのか???

と迷った時は新品と見比べてください。新品の厚みの5分の1以下なら残り少ないです。

一般的な車検時では「3mm以下」であると交換を推奨しているみたいですね。
頻繁に来場できる方なら「音が鳴ってから交換」でよいと思いますが、そうでない人は来る手間
などを考えると3mm以下であれば交換しても問題ないタイミングだと思います。


マニアックな事を言えば、ブレーキ鳴きの原因になりえるのはパッドとディスクの当たりだけではありません。
ディスク表面の目に見えない凸凹や波打ちなどで生じる超微振動によって、パッドを保持している
金属部が共振したり、パッド本体が共振したりと原因は様々です。
パッド表面を削るだけが鳴き止め対策ではありません。必要以上に削られる事は意図的にパッド残量
が少なくなっていくだけです…。
まぁ根本的に、パッド残量さえあれば「鳴き=異常」ではありませんのであまり神経質になりすぎないように
しましょうね (^ー^* )


≪適切な修理依頼・交換依頼ができる事≫

これが無駄な出費を抑えて、総合的に車の維持費を安くするための大事なポイントです。
消耗品の交換には、細かな心配りを意識しましょう☆





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