満タン法とは車の燃費を測る一番簡単な方法の事です。
一般的に行われている方法で、誰でも簡単に行う事ができます。
その名の通り、満タン法とはガソリンスタンドで満タンにした状態から次に満タンにするまでの走行距離
と消費燃料(給油量)とで計算する方法です。
それでは満タン法の行い方を説明します。その後、意外と知られていない注意点もお話しします。
1.ガソリンを満タン状態にします。
2.オドメータ(距離計)をリセットします。
3.ガソリンが減るまでいつも通りに運転します。
4.次にガソリンを給油する際、給油した量を確認します。(レシートなど)
5.オドメータの走行距離で、給油量を割ります。
6.割った答えが今の燃費です。
さてこれが満タン法の算出方法ですが、注意するべきポイントがあります。
それは、満タンという部分です。
まず、ガソリンスタンドによって地面の傾斜が違います。
また、同じガソリンスタンドでも給油する場所によって傾斜が違います。
さらに、給油する人によってどこまでガソリンを入れるか変わります。
そしてガソリンは温度によって膨張収縮しますので、測定する季節が変わると影響大です。
これらを踏まえると、正確な燃費を算出することは限りなく不可能といえます。
ただ、少しでもこれらの要因を消す方法があります。
それは、セルフのスタンドにて同じ給油場所で自分で給油する事です。
こうする事で、傾斜は同じですし給油する人(自分)も同じです。
満タンと判断する液面の位置さえ決めておけば、限りなく正確な燃費数値に近づきます。
ただし給油口ギリギリまで給油する方法では、稀にエンジン不調などを誘引する車も存在して
いますので、ギリギリ給油はお勧めしません。
ここまでの注意点をクリアしたとしても、まだ留意点はあります。
満タン法はアイドリング時に消費する燃料も当然影響してきますので、測定時の渋滞状況や
アイドリングでの待ち合わせ時間などが増えると結果は悪い方向に傾きます。
逆に、高速道路を走った時というのは非常に燃費が向上します。
日常的に乗る方なら意識する必要はありませんが、たまたま高速に乗った時に算出した燃費は
一時的に上昇します。勘違いしないように気をつけましょう。
これらを全て踏まえますと、満タン法は非常に制度が悪い測定方法です。
私がにんじん君ツインGTのテスト走行時に行っていた満タン法は、これらの条件だけでなく
気温や走行時間、信号で停止した時間なども全て盛り込んでの計算を行っていますので、
一般的な走行状態ではとても再現できる精度ではありません。
車に自動で燃費を計算してくれる機能※が付いている場合は全く必要ありませんが、まだまだ
活用する機会がある方は、これらの注意点をしっかりと理解した上で参考値として認識しましょう。
※コンピュータが記録した燃料噴射量と車速センサなどから算出した非常に細かな計算を基に算出されていますので、
満タン法よりもかなり精度が高いと言えます。
ただし長期間(1年間以上)継続的に満タン法で計測を続けると、揺るぎない精度になります。
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